蒸気圧縮機式冷却熱回収装置
コンデンサの冷却熱を回収し、低圧蒸気を発生させ、蒸気圧縮機で断熱圧縮し、加熱源として再利用する熱回収装置です。
従来は大気へ放出していた熱エネルギーを有効活用することで、ボイラ蒸気の使用量とエネルギー消費を大幅に削減します。
蒸気圧縮機式冷却熱回収装置 概略フロー図

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特長
- 未利用熱の有効活用:
コンデンサの冷却熱を回収し、加熱源として再利用 - エネルギーコストの削減:
ボイラ蒸気の使用量を低減し、運転コストを削減 - 高いエネルギー効率:
圧縮ファンの電力のみで熱を再利用できるため、エネルギー消費を大幅に低減 - 幅広いプロセスに適用可能:
蒸留塔の塔頂ベーパー、反応ガス、排水、乾燥機排ガスなどの廃熱を回収可能
- 未利用熱の有効活用:
型式別の消費電力量、成績係数
蒸発量が毎時1,000kg当たりの消費電力量、成績係数(COP)は以下の通りです。
発生蒸気量:1,000kg/hr

HP-TR-F4-1の例
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改造前
従来のフロー

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改造後 その1
塔底のリボイラ熱源として利用するフロー

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改造後 その2
別の蒸留塔のリボイラ熱源や低圧蒸気として利用するフロー

省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業 補助金 対象装置
本装置は、令和7年度補正予算「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」
『(I)工場・事業場型』における先進設備・システムの補助対象設備として採択されています。
公募元 :一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)
https://sii.or.jp/koujou07r/
一次公募:公募期間 2026年3月30日(月)~4月27日(月)、交付決定 2026年6月中旬(予定)
二次公募:公募期間 2026年6月上旬~7月上旬(予定)、交付決定 2026年9月上旬(予定)
三次公募:詳細が決まり次第、SIIホームページにて公表されます。
事業期間:交付決定日から2027年1月31日(日)まで ※複数年度事業は、交付決定日から最終年度の1月末(最長2030年1月31日)まで
事業概要: 資源エネルギー庁に設置された「先進的な省エネ技術等に係る技術評価委員会」において決定した審査項目に則り、SIIが設置した外部審査委員会で審査・採択した「先進設備・システム」へ更新等する事業で、申請単位において、原油換算量ベースで、以下のいずれかの要件を満たす事業
① 省エネ率+非化石割合増加率:30%以上
② 省エネ量+非化石使用量:1,000kl以上
③ エネルギー消費原単位改善率:15%以上
補助対象経費:設計費、設備費、工事費
補助率 :中小企業者等 2/3以内、大企業・その他 1/2以内
補助金限度額:上限額 15億円/年度 ※複数年度事業の1事業当たりの上限は、30億円
下限額 100万円/年度
留意事項(抜粋):
・補助金の交付決定の前に、契約、発注等がなされた場合は、補助対象外となります。
・交付決定した事業者名、補助事業の概要等はSIIのホームページ等で公表されます。
・設備の稼働後、省エネルギーの実績をSIIに報告する必要があります。
・当資料は事業の概略を説明するものです。
申請にあたってはSIIホームページにて別途公開される公募要領等を必ずご確認ください。
詳しくは、下記のURLをご覧ください。
令和7年度補正予算 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業(SIIウェブサイト)
- ハイブリッド型MVR式
アンモニア回収装置 - ヒートポンプ式アンモニア回収装置
(令和7年度補正予算 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業対象設備) - 省エネ型ヒートポンプ式低温蒸発装置
- ヒートポンプ式低沸点溶剤回収装置
- 省エネ型ヒートポンプ式蒸留装置
(令和7年度補正予算 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業対象設備) - ヒートポンプ式低沸リッチ型蒸留装置
- MVR(自己蒸気機械圧縮)式
蒸発濃縮装置
(令和7年度補正予算 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業対象設備) - MVR(自己蒸気機械圧縮)式
高沸点溶剤回収装置
(令和7年度補正予算 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業対象設備) - ROMVR式
高沸点溶剤回収装置 - MVR(自己蒸気機械圧縮)式
アンモニア回収装置 - 蒸気式/ヒートポンプ式
マルチ型多重効用濃縮装置 - ヒートポンプ式蒸気吹き込み型
ストリッピング装置(スケール対策) - 蒸気圧縮機式冷却熱回収装置
(令和7年度補正予算 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業対象設備)
