2023年度 省エネ大賞
製品・ビジネスモデル部門
省エネルギーセンター会長賞 受賞
省エネ型ヒートポンプ式低温蒸発装置
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装置の特徴
- 装置から排出された低温熱をヒートポンプが回収し、エネルギーとして再利用
- ボイラー蒸気を使用せずに100%電力で蒸発するためCO2削減が期待できる
- チラ―熱交を追加し、15℃~45℃の低温蒸発を高加熱COP(COP7.5)で実現
- ヒートポンプの型式を変更することで、45℃以上の蒸発温度にも対応可能
- 蒸発缶を蒸留塔にすることで、蒸留装置での対応も可能
- ヒータの温度差をより小さくするためヒートアップが無い液膜降下型を採用
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期待される用途
- 味・香りや品質・安全性の向上
-食品中のタンパク質(酵素)の変性を防ぐ
-食品成分の化学反応の抑制、熱的に不安定な物質の保護(人体への悪影響の回避) - 新製品開発
-温度に敏感な酵素などの濃縮
-低温でしか抽出できない成分の濃縮
- 味・香りや品質・安全性の向上
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本製品全般に期待される効果
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装置型番:HPEVA-LT40-1で試算。
- 省エネ性
一次エネルギー削減率で表すと、68%~79%という大きな削減率。つまり一次エネルギーは、蒸気式に比較して1/3~1/4程度に抑えられ、大幅な省エネができる。 - 環境保全性
CO2排出削減率で表すと、78%~85%という大きな削減率となっており、カーボンニュートラル・気候変動対策に大きく寄与できる。 - 経済性
従来型蒸発装置に対するヒートポンプ式1台当たりの年間のコスト削減効果は、蒸気単価を9,000円/ton,電気料金を30円/kWhとすると、年間約4,500万円~約8,000万円のコスト削減。
- 省エネ性
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材質
- SUS316L、ハステロイ、グラスライニング、チタン、カーベイト、テフロンライニング等。
お問い合わせ・資料請求
- ハイブリッド型MVR式
アンモニア回収装置 - ヒートポンプ式アンモニア回収装置
(令和5年度補正予算 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業対象設備) - 省エネ型ヒートポンプ式低温蒸発装置
- ヒートポンプ式低沸点溶剤回収装置
- 汎用ヒートポンプ式 蒸発蒸留技術
(令和5年度補正予算 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業対象設備) - ヒートポンプ式低沸リッチ型蒸留装置
- MVR(自己蒸気機械圧縮)型蒸発装置
(令和5年度補正予算 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業対象設備) - MVR(自己蒸気機械圧縮)型
蒸留ハイブリッド装置
(MVR 高沸点溶剤回収装置)
(令和5年度補正予算 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業対象設備) - ハイブリッド型MVR式
高沸点溶剤回収装置 - MVR(自己蒸気機械圧縮)型
アンモニア回収装置 - 蒸気式/ヒートポンプ式
マルチ型多重効用濃縮装置 - ヒートポンプ式蒸気吹き込み型
ストリッピング装置(スケール対策)