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木村化工機株式会社　エンジニアリング事業部営業部

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ヒートポンプ式
低沸点溶剤回収装置

メタノール、アセトン等の低沸点溶剤について、数％の希薄溶剤から97％～99％以上の高濃度溶剤を回収します。回収水の溶剤濃度は2～100ppmで設計可能です。
蒸留塔を2塔に分割し、第1塔にヒートポンプを適用することで省エネ化を実現。当社と株式会社神戸製鋼所と共同開発をした高COPヒートポンプ HEM-HR95-GN　を用いることで、熱回収コンデンサの冷却水から廃熱を回収し、リボイラの熱源として再利用します。熱回収コンデンサを追加し、第1蒸留塔塔頂を中間濃度としたことにより、ヒートポンプの低温水温度を95℃である高温水に極めて近い温度にすることが可能になり、高COPヒートポンプ（COP：5～7.5）を採用できるようにしました。
　蒸留塔を分割することにより、熱負荷の小さな濃縮部の塔径を回収部の1/３～２/３にすることが可能です。

ヒートポンプ式希薄低濃度メタノール回収装置の仕様
及び蒸気式蒸留塔とのランニングコスト比較

型式 HP台数 供給液濃度 最大処理量 設備動力（※1） CO2
削減率（※3）		 原油換算
削減率（※3）		 ランニングコスト
メリット（※2）
HPR-MeOH-1 1 台 1 wt% 2.08 ton/h 42.6 kw 83.1 % 68.9 % 16.7 百万円/年
2 wt% 2.06 ton/h 46.0 kw 81.1 % 65.1 % 15.6 百万円/年
3 wt% 1.93 ton/h 52.0 kw 77.7 % 58.9 % 14.2 百万円/年
4 wt% 1.81 ton/h 57.7 kw 74.2 % 52.5 % 12.9 百万円/年
5 wt% 1.70 ton/h 63.2 kw 69.7 % 44.3 % 11.1 百万円/年
HPR-MeOH-2 2 台 1 wt% 4.15 ton/h 85.2 kw 83.1 % 68.9 % 33.4 百万円/年
HPR-MeOH-3 3 台 1 wt% 6.23 ton/h 127.8 kw 83.1 % 68.9 % 50.1 百万円/年
HPR-MeOH-4 4 台 1 wt% 8.30 ton/h 170.4 kw 83.1 % 68.9 % 66.8 百万円/年
HPR-MeOH-5 5 台 1 wt% 10.4 ton/h 213.0 kw 83.1 % 68.9 % 83.6 百万円/年
HPR-MeOH-6 6 台 1 wt% 12.5 ton/h 255.6 kw 83.1 % 68.9 % 100.3 百万円/年
HPR-MeOH-7 7 台 1 wt% 14.5 ton/h 298.2 kw 83.1 % 68.9 % 117.0 百万円/年
HPR-MeOH-8 8 台 1 wt% 16.6 ton/h 340.8 kw 83.1 % 68.9 % 133.7 百万円/年
HPR-MeOH-9 9 台 1 wt% 18.7 ton/h 383.4 kw 83.1 % 68.9 % 150.4 百万円/年
HPR-MeOH-10 10 台 1 wt% 20.8 ton/h 426.0 kw 83.1 % 68.9 % 167.1 百万円/年

(注記)

  • ※1.設備動力は、ヒートポンプ動力のみとしています。(付帯機の必要動力は含んでいません)
  • ※2.蒸気単価：5000円/ton , 電気単価：12円/kw , 年間運転時間：8000hr として計算
  • ※3.計算には、資源エネルギー庁資料2020年1月改定の数値及び関西電力のCO2排出係数を使用
    ・電力のエネルギー換算：発熱量9.76 GJ/千kWh
    ・原油換算係数：0.0258 kL/GJ
    ・蒸気のエネルギー換算：2.573 GJ/ton
    ・関西電力のCO2排出係数：0.000318 ton-CO2/kWh（2019年度実績値）
  • ※4.回収メタノール濃度：99wt%以上 , ボトムメタノール濃度：20ppm以下

(注記)COPは、加熱COPとして表記

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