省エネ型蒸発・蒸留装置

　化学産業全体のエネルギー消費のうち、40％を蒸発・蒸留プロセスが占めています。当社は蒸発・蒸留プロセスの省エネとCO2削減において、業界トップクラスの技術力と研究開発力を有しています。当社は、従来の装置と比べて約50％のランニングコストを削減する「ヒートポンプ式蒸留装置（アンモニア回収装置、メタノール蒸留装置）」や、加熱用熱源蒸気がほとんど不要となる「MVR（自己蒸気機械圧縮）型蒸発装置」、蒸気を使用せずヒートポンプを導入することで、当社最上位の省エネ性能となる「ハイブリッド型MVR式アンモニア回収装置」などの装置を開発し提供しています。これにより、工場・プラントにおけるCO2排出量削減に貢献します。
　また、工場の排液に含まれるアンモニアなどの有機溶剤や廃棄物を回収する「ヒートポンプ式アンモニア回収装置」などの普及により、窒素循環や資源循環の確立に貢献します。