木村化工機のSDGsの取り組み
SDGsの17目標のうち、木村化工機(当社)は次の目標達成に貢献します。これらに対する当社の具体的な取り組みについて紹介します。
当社が取り組むSDGs目標
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エネルギー効率改善、
資源利用効率向上に関するSDGs目標7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
目標9.産業と技術革新の基盤をつくろう -
化学物質・廃棄物の排出削減・
環境汚染防止に関するSDGs目標6.安全な水とトイレを世界中に
目標11.住み続けられるまちづくりを
目標12.つくる責任 つかう責任
目標14.海の豊かさを守ろう -
労働環境改善に関するSDGs
目標8.働きがいも経済成長も
エネルギー効率改善、
資源利用効率向上に関するSDGs
目標7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
7.1 | 2030年までに、だれもが、安い値段で、安定的で現代的なエネルギーを使えるようにする。 |
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7.3 | 2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる |
目標9.産業と技術革新の基盤をつくろう
9.4 | 2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。全ての国々は各国の能力に応じた取組を行う。 |
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当社のエネルギー効率改善、
資源利用効率向上の取り組み
- ・当社が注力する分野の1つが、蒸発・蒸留プロセスの省エネです。国内の化学産業のエネルギー消費量のうち、蒸発・蒸留プロセスがおよそ40%を占めています。当社は、メタノールやアンモニア等の低沸点溶剤における蒸留プロセスについて、エネルギー消費量を最大で約50%削減させることができる「ヒートポンプ式蒸留装置」や、加熱用熱源蒸気がほとんど不要となる「MVR(自己蒸気機械圧縮)型蒸発装置」など、従来の装置より大幅にエネルギー効率を高めた蒸発・蒸留装置をはじめ、水熱反応装置、膜分離技術などの各種化学機械装置を開発し、工場やプラントなどに提供しています。
- ・当社は2019年に世界で初めて、低濃度アンモニア水から高純度水素を製造し燃料電池発電をする実験に成功しました。
【動画】世界初、低濃度アンモニア水から高純度水素を製造し
燃料電池発電に成功
- ・当社は、油を焚かずに電気で水を沸騰させる電気ボイラーを提供しています。電気を利用することにより、ボイラー作動時の二酸化炭素の大気への放出を削減します。
図:電気ボイラーの構造と原理

- ・当社は、工場でボイラー蒸気を発生させる際に、化石燃料を燃やすことなく、工場排熱利用と熱の再利用によってボイラーを運転するオール電化システムを提供しています。
当社のSDGs目標
- ・高エネルギー効率の蒸発・蒸留装置をはじめ、水熱反応装置、膜分離技術など各種化学機械装置を開発・普及することで、蒸発・蒸留プロセスをはじめ工場やプラントのエネルギー効率向上や資源利用率向上、クリーン技術の普及を目指します。
- ・アンモニアから高純度水素を製造して燃料電池発電に用いるプロセスの確立を目指し、研究開発を推進します。
- ・化石燃料を燃やすことなく、電気で水を沸騰させる電気ボイラーの普及を通して、二酸化炭素の大気への放出を削減します。
- ・ボイラー蒸気を使用する化学装置の電化および省エネ化を普及することで、エネルギー効率を高め、二酸化炭素の大気への放出を削減します。
- ・核燃料輸送容器、核燃料濃縮関連機器、放射性廃棄物処理装置の普及を通して、原子力発電による安定したエネルギー供給に貢献します。
化学物質・廃棄物の排出削減・
環境汚染防止に関するSDGs
目標6 安全な水とトイレを世界中に
6.3 | 2030年までに、汚染の減少、投棄の廃絶と有害な化学物・物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模で大幅に増加させることにより、水質を改善する。 |
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6.4 | 2030年までに、全セクターにおいて水利用の効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。 |
目標11 住み続けられるまちづくりを
11.6 | 2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。 |
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目標12 つくる責任 つかう責任
12.4 | 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。 |
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12.5 | 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。 |
目標14 海の豊かさを守ろう
14.1 | 2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。 |
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当社の化学物質・廃棄物の排出削減・
環境汚染防止の取り組み
- ・当社は工場などの排水からアンモニアなどの有機溶剤や汚染物質を回収する装置など、有害・汚染物質を回収する装置などを開発・提供しています。これらにより化学物質や廃棄物の排出を削減し、大気、水、土壌への放出を大幅に削減します。
- ・当社は将来的に、アンモニアから高純度水素を製造して燃料電池による発電に用いるプロセスの確立を目指しています。当社は2019年に世界で初めて、低濃度アンモニア水から高純度水素を製造し燃料電池発電をする実験に成功しました。
- ・当社は、放射性廃棄物の輸送・検査・処理に用いる輸送容器、放射性廃棄物処理装置を提供しています。
当社のSDGs目標
- ・有害・汚染物質を回収する化学機械装置の普及や、低濃度アンモニア水から高純度水素を製造し燃料電池発電をするサイクルの研究開発・普及を通して、化学物質や廃棄物の大気、水、海、土壌への放出を抑制します。
- ・放射性廃棄物の輸送・処理に用いる輸送容器、放射性廃棄物処理装置の普及を通して、放射性廃棄物の大気、水、海、土壌への放出を抑制します。
労働環境改善に関するSDGs
目標8 働きがいも経済成長も
8.5 | 2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。 |
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当社の労働環境改善の取り組み
- ・当社は、同一労働・同一賃金の実現に向けて取り組んでおります。
- ・当社は、採用や昇進において性差の影響を排除しています。現状では管理職のうち女性は4.62%となっております。
当社のSDGs目標
- ・引き続き性差の影響を排除した採用や昇進などを継続し、女性の社員、管理職、役員の増加を目指します。
- ・従業員の要望も採り入れながら、生産的で働きやすく、働きがいのある労働環境の実現をめざします。