コンデンサ内蔵型
高真空対応薄膜蒸発機
Buss-SMS-Canzler社のコンデンサ内蔵型高真空対応薄膜蒸発機は、主に化学工業(シリコンオイル、ポリグリコール、中間体フタル酸エステル 等)、医薬工業(ビタミン、香料、エステル 等)、グリース関係(脂肪酸、植物及び動物油、酸化防止剤 等)に適用されます。本装置は、温度の影響を受け易い高沸点物質の蒸発、濃縮、蒸留、脱気において、内部濃縮器の採用により蒸発面までの距離が短く圧力降下を最低限に抑えます。また、コンデンサ内蔵型高真空対応薄膜蒸発機は0.001 mbar(絶対圧)という低い圧力や、相当する低い沸点でのプロセスに適しています。さらに、ビタミンや香味料といった極めて熱の影響を受け易い物質でも、物質に影響を与えることなく処理が可能です。
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特徴
- 1パスでシャープな分離が可能。
- 独自の設計による可動翼(ブレード)によって液膜が常に更新される。
- 独自の液分散機構により短時間処理されるため、高品質の製品が得られる。
- 蒸発ベーパーを確実に凝縮する機能をもったコンデンサを内蔵している。
- 操作条件の変更が容易。
- メンテナンスが簡単。
- 高真空での操作が可能で、高沸点液の処理が可能。